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【愛知県出身≠名古屋出身】愛知県の「名古屋以外知名度低すぎ問題」について考えてみた

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愛知県に生まれ、愛知県で育った。

ただし、愛知といっても名古屋市ではない。

大学生になった時、地元を飛び出し、関西地区へ移り住んだが、愛知県=名古屋市と考える関西人が多いことを知った。

 

大学というのは、人生において生まれも育ちも異なる人たちが集まる場所だと思う。

高校までは、基本的には同じ地域の人たちのなかでの交流であるからだ。

 

そんな大学で、「出身どこ?」というのはベーシックな質問である。

 

 

  • 都道府県の人「出身どこ?」
  • 「愛知県です」
  • 都道府県の人「へぇ、名古屋なんだ」
  • 「いいえ、違います」

 

こんなやり取りをこれまで何回したか分からない。

違うと訂正しても、「そういえば、名古屋出身だったよね?」なんて聞かれるのだ。

 

  

都道府県の人にとって、愛知県=名古屋市のイメージが強いことがよく分かります。

さすがに、岐阜県三重県の出身者との会話では、名古屋?とはなりませんが。

ぼくは出身を聞かれたら、「愛知県の●×市です」と答えるようにしています。

面倒くさいと感じたら「名古屋出身」として流すこともあります。

 

 

それ以外では、名古屋弁「みゃ~」という語尾とか、エビフライのことを「エビフリャ~」とか。

愛知出身と言えば「エビフライのことエビフリャ~っ言うんでしょ?」と言われますが一度も言ったこともないし、聞いたこともありません。

名古屋の事情は知りませんが、名古屋以外の市町村出身者は皆さんと同じく「エビフライ」と言います。

 

ぼくは愛知県を出てみて、初めて名古屋以外の市町村の全国的な知名度が低いことに気づかされました。

裏を返せば、それだけ名古屋のブランディングが成功しているともとれますが…

 

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尾張名古屋は城でもつの象徴、名古屋城

 

そもそも論

 

愛知県民全人口のうち名古屋市の人口は何%なのでしょうか。

 

 

約31%のようです。

 

ということは、69%の愛知県民が名古屋以外の市町村出身となります。確率論的にも名古屋以外の人が多いことが分かります。

それでも、県民の31%が名古屋市民と言うのも驚きです…さすが日本三大都市のひとつ。 

 

何故名古屋以外の市町村が全国的に知名度がないかを予想してみます。

 

1. 2番手がはっきりしていない

愛知の2番手の都市って?

 

言うまでもなく、名古屋市は東海地区の経済の中心です。また、首都圏、関西圏に並んで名古屋を中心とする中京圏は日本三大都市圏(三大都市)の一つでもあります。(ソース:wikipedia

東京は除外するとして、首都圏の神奈川や関西圏の大阪には中心となる横浜、大阪以外にも知名度のある市があり、政令指定都市クラスの明らかな2番手都市が存在しています。

 

  • 神奈川県の場合

 300万人を超える人口を誇る横浜と名古屋を一緒にはできませんが、神奈川では横浜に対して川崎があります。

また、相模原も大きな市です。首都圏や箱根駅伝の影響もあって、藤沢、海老名、厚木、鎌倉、平塚、小田原知名度のある市が他にも並びます。

 

大阪では、が2番手に君臨しています。また、こちらも関西地区の大きな経済圏の中心であるため、吹田、高槻、豊中、岸和田知名度のある市が続きます。

 

福岡では、福岡(博多)に対して北九州(門司・小倉)があります。兵庫では神戸に対して姫路があります。いずれも政令指定都市です。

 

ここでのぼくの主張は以下です。

"愛知には名古屋以外に政令指定都市がない"

 

2. 小粒の都市が多い

愛知には名古屋以外に政令指定都市がないことが分かりました。

では、結局2番手はどこの市でしょうか?

 

area-info.jpn.org

 

答えは、豊田です。

この豊田市は今でも世界の自動車メーカーTOYOTAの本社所在地です。もともと豊田は「挙母市(ころも)」という名称でした。1951年に「豊田市」として改名しました。以来、クルマの街として前述のTOYOTAの発展と共に歩んで、ついには愛知県の2番手となりました。面積は県内最大です。

TOYOTAは知っていても豊田市のことを知らない人も全国的に見たら結構いそうです。

ちなみに、豊田が2番手に上がったのはここ数年のことです。

豊田市はもともと36万人の市でしたが、平成の大合併によって今では42万人の市です。

後述しますが、それまで愛知県の2番手は豊橋市でした。

 

上記のランキングを見て頂ければ分かりますが、平成の大合併で変遷はあったものの、愛知には飛び抜けた2番手がいない中、30万後半~40万前半クラスの市が他にもあります。

  • 一宮(名古屋と同じ尾張にあって、岐阜県に隣接。):37万8千人
  • 豊橋(名古屋と地理的対照となり、東三河の中心地。):37万6千人
  • 岡崎(名古屋と豊橋の真ん中に位置し、西三河の中心地。):37万2千人

ここでのぼくの主張は以下です。

"政令指定都市未満の40万人前後の小粒な市が多く、名古屋の存在の影に隠れて知名度が上がらない"

 

一宮はカレーハウス「CoCo壱番屋」生誕の地です。名古屋と地理的に近いことから名古屋のベッドタウンとも言えます。

豊橋はかつて2番手だった市で、県内の天気予報は名古屋と豊橋に分れます。また、豊橋の中心部にある豊橋駅は新幹線(こだまとひかり)が停車します(他にも、三河安城駅が愛知県です)。

岡崎には徳川家康ゆかりの地として名高い岡崎城があります。名古屋グルメの代名詞、味噌料理に使われる八丁味噌のルーツは岡崎です。

 

ここで挙げた豊田を含む4市はそれぞれ特色を持っていますが、全国的に見たら…パッとしないのかもしれませんね。

 

3. 観光資源に乏しい

残念ながら愛知県は世界遺産もなければ派手で目立った観光地も少ない県です。

名古屋は名古屋グルメ、名古屋嬢名古屋弁などでブランディングに成功し、観光で訪れる人も多いですが、他の都道府県の人が名古屋以外の市町村を観光する機会は少ないと考えます。

 

一方で、愛知県の周辺を見てみましょう。

周辺の岐阜県には日本屈指の温泉である「下呂温泉」や「飛騨・高山」、「郡上八幡」に世界遺産の「白川郷」まで。冬には良質な雪と広くて大きなスキー場を目当てに主に関西からスキーヤースノーボーダーがやってきます。

三重には「伊勢神宮」と「ナガシマスパーランド」が、静岡の西部には「浜名湖」がそれぞれあります。

愛知はどうなんでしょうね…あまり聞かないんじゃないでしょうか。

 

ここでのぼくの主張は以下です。

"観光で訪れる他の都道府県の人の数が少ないから名古屋以外の市町村の名前を覚えてくれない”

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか? 

名古屋以外の愛知県民が置かれている状況を記事にしてみました。

関係者の方へは不快な思いをさせる表現もあるかもしれませんが、お詫びします。

 

がんばろうぜ、名古屋以外の市町村出身の愛知県民たち…